震災後初めてのアワビ漁

 17,2012 20:41
網地、長渡とも11月からアワビの漁が解禁になりました。震災以降初めての解禁となりますか、漁期が終わったのから含めると約2年ぶりの漁となります。

震災以降にアワビを取らなかった理由は●船が流されて漁に出られない●桟橋がないので船があっても係留で着ない●設備が破壊され船の上げ下げが出来ない●海底の瓦礫の状況が分からない●稚貝が極端に少なくなったので産卵を考慮し親貝の採取を控えた方が良いのでは●放射能による影響がどこまであるのか●買取の業者がいない・・・等など問題が山積していました。

その後1年半以上たち失われた船も概ね元に戻り、桟橋や船あげ場も使えるようになり、放射能の検査もOK、海底の中も概ね安全という事でアワビの解禁となったのでしょうが、全てが元通りになった訳でもありません。
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女川や石巻の復旧が進んで買取の業者も出てきましたが、入札価格がかなり低いようです。オリンピック以降中国への輸出が右肩下がりで下がっている上に、震災以降の国内での需要や領土問題などにも関係してさらに価格が下がっているのでしょう。

漁で大変なのが地盤の沈下による影響。震災以降は海が荒れやすく中々凪になりません。ですから幾分でも時化が治まれば解禁にするのですが、潮が引く日にちや時間には中々合わせられません。ですから大潮の凪の日を選んでいた震災以前の状況と比べると海の底まで2メートル以上深くなってしまいます。4メートルの深さだったところは6メートルの深さになってしますのです。いままで有った目印の岩も水没してポイントを探すのも一苦労とか。

更に常に海が時化っているので海水が濁って中が良く見えにくい。それにうねりや波が常にあるので、碇を下ろして船を留めておくのも、浅瀬に近づくのも一苦労。踏んだりけったりですが皆さん高齢ながら頑張っているみたいです。
私は引越しをしたので漁業権を失いましたから残念ながら冬の海に潜ることは出来なくなりましたが、12月の海はまっ事冷たくてウエットスーツに水が入ると氷柱で挿された様な痛さに近い冷たさ。そんな訳で船の上に缶を乗せて焚き火をしながら潜ってました。(*)画像は震災前のウニ漁の時のイメージ画像です)
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