子供たちの近況と教育委員会に物申す

 03,2017 10:13
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<画像は2011年のスナップ>
 震災から6年の月日が過ぎ、お兄ちゃんやろっこは今度の春、中学校に進学します。中学になるのは如何かと聞いたら『毎日バスケットが出来るから楽しみ』と言っている。いまもスポーツ少年でバスケットをやっているけど、週3回で送り迎えが必要だけど。中学のクラブになれば毎日できるからと楽しみにしている様ですが、でも実は新入部員が少ないと、バスケット部が廃部になるとか・・・それを耳にしたお兄ちゃんかなり焦っているみたいですね。

身長はお母さんを越して、私に迫っています。

 やろっこ2号のじゃい太郎のほうは特別支援学級に在籍し今春4年生になりますが、只今不登校中・・。分類名は色々ありますが、高機能自閉症/アスペルガー症候群/自閉症スパイラルという障がいをもっています。
 発達障害で言語や知能には障がいはないですが、コミニュケーションを取るのは難しいとか社会性に乏しいとかこだわりが強いとかの少数派の特性があります。
 この事が判ったのは、震災後に引っ越してからの事で、病院の先生からは『育てるのは大変だったでしょう』と言われましたが、正しくその通りでした。 診断が出てそれまでの特徴や奇行も納得できましたが、診断が出たのはこれがゴールではなくスタートラインでした。
 
 担当医師指導による療育プログラムを幼稚園と家庭で同時進行することにより、少数派の特徴は緩和され徐々に定形発達に近づいてきました。しかし彼ら(彼女ら)の少数派の特徴は治る性質のものではないので、夫々の特技や個性、才能を伸ばして、自分の少数派の特性と上手に付き合ってゆく方法をパターン的に習得してゆくことにあります。
 なので支援や療育は最終的に定形発達と寸分違わない姿を目指すのではなく、彼自身の個性特技を生かして、自己を否定することなく経済的に社会的に精神的に自立することが目標。
 自立とは完全に全てを自分だけの力で行うのではなく、必要に応じで他からの支援や助けを適切に受ける繋がりを知る事や持つこと、、又自らがその必要性を感じて他に意思を伝えられるようになる事と考えています。そもそも人は他との繋がりがないと生きて行けませんからね。ですから単に就学が出来るようになれば何事も順調に行くことを保証される訳でもないので、形にはとらわれていません。
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 小学校への入学後も山あり谷ありで色々ありながら3年まで順調に進級してきましたが、3年の秋に学校に行きたがらなくなりましたので休ませています。(経緯は若干じゃい太郎のブログに書いています)

 幼稚園卒園が近くなったころ、役場や福祉関係者、教育委員会からは小学校の普通学級への進学を勧められましたが、普通学級・普通学校の支援学級・養護学校の中から最適な環境をと将来を考えて考え悩み悩んで、専門の知識や経験を持つであろう環境での療育や支援を選択ました。
 ところが後で知ったのですが、普通学級・支援学校・支援学級は夫々対象者や教育内容が異なった目的で設置され運営されているにもかかわらず、実は教員の採用の基準は養護学校も普通学級も支援学級も宮城県では同等で、専門知識、経験や資格を条件としていないというのです。(この事は何人かの普通学級や養護学校の教員、医療関係者から聞いた話なので、間違いはないのでしょう。実際うちの子も3年間知識も経験もない担任でした)

 更に自閉症診療の著名な先生から聞いた話によると支援学級の担任が受け持つ児童の人数は平均して1.5人程度なので、教育委員会は大人数を任せておけない教師を影響が出にくい支援学級に割り振りしているというのです。このように宮城県の教育委員会は専門知識も経験や資格がないままの教員を、教育の現場に立たせていいたのです。
 *(幼稚園と小学2年の時の担任の先生も知識や経験がありませんでしたが、勉強や研修を熱心に重ね、親身に療育や支援に取り組んでいただき、少数派の特性が飛躍的に緩和されました。お二人には大変感謝しています)

 発達障害児の出現割合は約6.5%程と言われています。宮城県で言えば小学校はH27で404校あり、児童数は約12万人なので、この割合からすると約7,800人が発達障害の可能性があることになります。しかし、障がいで通級している児童数はH27で2,133人で数に開きがありますが、これは保護者が障がいを認識してない場合やグレーゾーンの特性なので普通学級に通わせている場合や、認識しながらも色々な事情や都合で普通学級に通わせているケースが数のズレとなっているのでしょう。
H27通級実施調査
 
 通級している児童の障がいの種別は約半分が言語等の障害で、他が自閉症、情緒障害、学習障害(LD)及び注意欠陥性多動性障害(ADHD)の児童で昨年よりも15%ほど増加の傾向にあるとか。(数の増加は単に障がいを持つ人が増えてきている訳ではなく、近年テレビや諸々のメデアで扱われるようになった事により、検診や受診を受ける数が増え気づく機会が増えてきている為と想像します。実際に専門病院や専門機関での検査を待つ人の数は増えてきているようです)

 障がいを持った子は適切な環境で支援しないと、容易に2次障害や3次障害に陥りますが、これが一か八かで普通学級に入れたり、知識も経験もない担任が支援学級に関わる事による危うい点で、一旦このその2次障害に至ると困難な遠回りを要します。

 この春、進学や進級など環境が大きく変化します。発達障害の子は新しい環境や急激な変化が苦手です。卒園式や入学式など【式】と名が付く行事や集団との関わりは大きなハードルです。戸惑う児童生徒も沢山いるでしょう。不安を抱えきれずどう対処していいか分からず『怖い』と歩みを止める子も多くいるでしょう。そんな時に適切に対応できない担任がその子たちに向き合うのです。

 H26年の文科省調査によると支援学級がある学校での半数で支援計画すら立てられていません。なのに学校は特別支援学級を設置し受け入れをしており、保護者はそこを頼って入学させています。ちゃんとした受け入れ態勢が整っていればいいですが、そうでない場合は本当に恐ろしい事です。(教育委員会では大丈夫と言うでしょうが)

教員にコンピューターのプログラミングのスキルを求めたり、英語教育の資格を科せるよりももっと重要で、それ以前に改めなくてはならない項目を県はいつまで放置し続けるのでしょう。どの様にしたら再構築や改革が行われるように出来るのでしょうか?

追)
1月に再登校が2日間で失敗。その後学校と綿密な話し合いを重ね再再登校を2月末頃から試み、現在は慣らし通学が10日間ほど続いています。
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