上手に漕ぐことも大切ですが

 31,2007 01:31
合宿キャンプ3日目
ウエイクボードで腕がパンパンらしいので遠出のツーリングは止めて、プチツーリング。
 課題は2艇~3艇を1グループにして行動すること。一緒に行動する事によって互いに助け合う事、思いやることがテーマ。実は5~6人のグループにしてしまうと、上達のスピードが違うので徐々にバラバラになってしまい、グループでなくなってしまう可能性が高いのです。

何種類かの艇があるので3日間の内で入れ替えしていると乗りにくい艇にも行き当たる。艇の特性と体型、無理な組み合わせにはしてないが、本人からすると『絶対無理!これ絶対変!』何て意見も飛び出す。

漕ぎながら、少しずつ助言を加える。沈しても出来るだけ艇の入れ替えはしない。艇の入れ替えをすれば、漕ぐ本人も楽に成るし、こちらもレスキューしなくてもいいから、お互いに楽になることは間違いないが、実りがなくなる。レジャーとしてやっているのではないので楽しいだけで終わらせては意味がない。だから自由に艇を操る学生も、フラフラ危ない艇も、常に最後尾を守る学生も、狭い岩の間を通し、うねりの波間を漕がせる。(こちらもレスキューの覚悟と準備はしていますが)

 『絶対無理!これ絶対変!』と言って不安定な艇を嫌っていた彼も、嫌がっていた艇を替えずに、帰りのうねりと向かい風と戦い、無事ゴールした。カヤックから下りた彼は、口元を緩ませながら『いや~やりましたよ。頑張ってよかったっス』と感想。

 危険な場所でばかり何回も沈する巨漢の彼。ゴール直前のうねる岩の間も迂回させないで皆と同じようにコースを取らせる。これも前者と同じで迂回した方が安全なのは間違いないが、それだけで終わっては達成感はないから。(迂回してゴールしたら残るのは沈した回数と苦戦した記憶だけかもしれないから)

この狭い岩場は前と後ろから波が入り、中央でぶつかる。強い波の時は艇が横にされたり、流れが強く進めなかったり、追い波に乗ると岩に衝突する場合も有る。かくして巨漢の彼はこの場所を無事漕ぎきり『女の子に負けてられないですもんね』と初めて笑みを浮かばせた。
 性別がどうこうよりも何事にも迂回せずにチャレンジする事が大切と付け加えたが、何がしかの手ごたえや達成感を掴んだのだろう。

カヤックを漕ぎ終えてから何人かの学生から握手を求められました。おそらくあの学生達は上手に漕ぐ事よりも違う他の何かを得たのでしょう。
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