何年かして知った事実 長渡の防波堤は欠陥だった

 19,2008 06:00
futawatasikou.jpg波は強い風で出来るが、その波にも大きく分けると2種類ある。1つはその海域で吹いている強い風で出来る【風浪】。風波とも呼ばれ、波の波長は短い。強くなると波頭が白くなり、やがて砕ける。
 成り始めはウサギが駆けるとか可愛い表現も有るが、風速10メートルを越える辺りから船の航行が怪しくなってくる。島では波が折れるとも言う。

もう一つの波はうねりによる波。島で言う『下がある』(正確な発音はすたあんな~)というタイプ。遥か遠くにある低気圧や台風で発生した波が、長い時間をかけて遥々到達した波。岸に近づくまで波頭が砕けることは少ない。
 波のエネルギーは簡単には消滅しないでかなり遠くまで届く。地球の裏側で起きた地震の津波も日本まで到達するし、ハワイでサーフィンをする波の発生源もオーストラリアからだとか 。
 ならば小笠原諸島周辺の台風の波が網地島まで到達するのも不思議ではない。うねりが強くなって来たのを「下が張ってきた」と表現する業界用語もある。

1時間に1回~2回の確立で単独で発生する一発波(沖合いでは20~30メートルの波高に達する時もある)以外にも様々な波が有りますが詳しく知りたい方は気象庁の波浪知識にあるので、ご覧下さい。

で、基本的に様々な波の対策として防波堤は存在します。

ところが長渡港の防波堤。少々のうねりでも欠航便が出来てしまう。防波堤に当たった波、防波堤に当たって方向を変え佐渡島く反射して返ってくる波、堤防に当たらず直接佐渡島に反射した波、それらが複雑に絡み合って漁港の入り口に三角波が絶え間なく発生する。
 タイミングが悪いとその波に船が乗りサーフ状態となり、運が悪いとコントロールを失う。更にこの波は湾内にも入り込んで着岸(係留)している船にダメージを与える。序に移動販売の車を津波の様な高潮で襲う。見た目大したことが無い様に見えて意外と手ごわい。

飛行場を作る時は、その地域の季節風や様々風の傾向を数年間調査し、離着陸時に横風が飛行機に出来るだけ当たらないように、滑走路の方向決めるらしい。

ならば、防波堤を作る時も同じはずで、その港が年間に受ける波の方向、高さ等を調査したとは思うが、出来上がったら防波堤の海に張り出した角度が悪かった。現在も防波堤の高さを上げる補修工事は行われているが、根元からギクッと曲げないと根本的な解決にはならない。反対側にもうひとつの港があるから完璧な孤立状態からは逃れられるが、不便な事には間違いない。
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