財政が厳しいのは世の常とは言え

 23,2009 09:10
文章力が無いので迷走しながら長々愚痴を書きます。

現在島には7人の子供達が住んでいる。内3人は鮎川の小学校と保育園に通学通園しているが、勿論3人とも船で通っている。この船での通学通園には市からの補助が出ているが、小学生へは教育委員会からで、園児は福祉とかかわる部署は違う。
 何故なら小学校へ通うのは義務であるから教育委員会が管轄であり、保育園は家庭の事情で日中保育できない父母や祖父母が子供を預かってもらうのが前提(たてまえ)なので、福祉の事業となる。

 旧牡鹿町時代からも含め、合併した後の石巻市に成った今でも、牡鹿半島には幼稚園がなかった。中には成長した子供を幼稚園に入れるために石巻やその他の地域に引越しするケースもあるらしいが、これは島の子供が進学するのに島から町へ引っ越したパターンと同じである。
 どうしても自分が決めた幼稚園に入れたいが為に引っ越すのなら自由だが、半島に幼稚園が無いのでその代わりに保育園に入れたいが、条件がクリヤ出来ないので入れられないでは、都合が悪い。
 それ故幼稚園は福祉事業ではなく別の管轄部署になるが、この境界線をぼかし、暗黙の了解として行っていると理解している。
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さて、うちの子が小学校に入るようになったら、学校を作ってもらえと助言してくれる人もいる。義務教育は生まれた場所で受ける権利があるから、役場では作らなければ成らないから、作ってもらえと言う論理である。はははなるほど。よしんばごり押しで作ってもらったとしても、先生や地元住民が気持ちよくやれるかも疑問であるし、第一そんな経緯で出来た学校に我が子が一人で楽しく通える筈もないので賛同は出来ない。

就学の生徒が1人出来た事で学校が新設された例が国内に無いわけではないが、余程理解のある(財政が何とかできる)教育委員会と地元の熱心さが無ければ出来る話ではない。合併以降旧牡鹿は秤量攻めの様に苦しくなってきている。近々旧牡鹿の中学校は統合されるが、追って小学校もそうなる筈。そんな状況なのに島に学校を作るというのは財政的にも無理な話。 
 有り得ない話だが、島に学校を作るのなら数億円、経費も年間何千万とが掛かる。しかし船で通園通学させれば150~200万程度で済む、実に安上がりな話だ。なのに更に予算を削りたいらしい。
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保育園に通園する船の補助は出るが、急に具合が悪くなったときに迎えに行く臨時の船の補助は予算に無いから出ない。うちの子なんか、月の半分も行かないから、通園の補助に掛かる予算は余るはずで、むしろそれを含めても安上がりな筈だがなのに駄目らしい。10ヶ月でたった1回、金額的には1万円なのに駄目なのだ。
 親は金を節約しようとして、迎えに行く船の時間を遅くはしないから、往復30分の為に1万円は躊躇わず払う。これは親としては当たり前の話だが、役所の当たり前とは見解が違っていた。
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数年前、役所の某部署で年度末に十数万円の予算が余った。新年度に予算を獲得するのは難しいので、このお金を使って某体育館の設備を改修しようとして私に見積もりの依頼が来た。事情を聞き予算以内で収まるように急いで見積もりを出した。支所もそのまま通ると思っていたが、予想に反して本庁で蹴られてしまった。
 必要な設備なのに、十万に満たない余った予算なのに、それでも駄目だったのである。市町村が合併した直後だったので、そんなに金が無いのかとなお更行き先が不安になった。

過去にも島で生まれた子供達が何人か居たが、幼稚園に通える年齢になったら引っ越してしまった。問題は船で通うと言う事に他ならない。現在も数年後に幼稚園に入れる年齢に達する子供が4人居る。正直のところどの親御さんも悩んでいる。船で通う事を躊躇しているのである。
 第一の問題点が船で通う事ならば、せめて悩みの要因でもある通園通学の金銭的負担や船の便の不都合を無くすのは先決であると思う。そうじゃあないと幾ら子供が島に生まれても島から出て行ってしまうし、その親も島から居なくなり、益々高齢者を見る人たちが少なくなると同時に、島の機能が鈍ってゆく。限界集落が確実に『極楽に一番近い島』になってしまうのだ。
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義務教育も福祉も病院も諸々の事業も掛かる経費を節約し、又は削減するのを優先順位を付けず、横一線にして何が少子化高齢化対策なのか?これは明らかにモーションでしかない。

子供やその若い親達が必要な環境条件を狭め、遠まわしに追い出し、そうでない人々だけをターゲットにして、移住人口を増やそうと躍起になっている行政の目指すのは何処にあるのか?おそらく姥捨て山ならぬ、姥捨て島の島流しにしようとしているのだろう。
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