フォームと迷想2

 28,2009 06:50
《巻き割り中級》
『巻き割りは力でねじ伏せるのではなく、木との読み比べ、知恵比べの駆け引きである』
柔道の『イッポン!』の様に、快音とともに真っ二つに割りたいのは人情。でもそれが出来るのは、切り口の口径が20センチ前後で節の無いものまで。
 それ以上太くなったものも、気合を入れてど真ん中を狙えば割れ無い事もないけれども、それよりはむしろ年輪の中心より周辺へそれ、手前の部分に刃を入れた方が、少ない力で割れる。

節があるときは節を下側にして、節の延長線上にある可能性の目視できない硬い部分を予測しそれを避けるように割る。節は幹の部分から出ているのもあれば、隠れて見えない節もある。怪しい場合は両面の木目を確かめ、同じように節の面を下にする。

40センチ以上の口径や硬い木は真ん中からは決して割れない。ではどうするかと言えば、年輪と平行に刃を入れて、周囲から順番に欠いて行く。板もそうだが木は年輪と交差する方向には強いが、年輪と平行した方向には弱い。この方法をとればどんな太い木でも割ることが出来るが、ただし気をつけなければならないのは、割った破片が割れた途端にすっ飛んで行く事。

 左右同じ大きさに真っ二つに割れた場合は、割れた木が左右に分かれて同じ飛距離で飛んでゆくが、片方が小さければ振り下ろされたエネルギーは小さい方に全て受け継がれて、異常に加速して横方向に飛んでゆく。それ故力を加減して飛距離をコントロールする事も必要になってきますが、要するに割れた薪がどの方向に飛んでゆくかを予測しその方向にガラスなど割れるものはないか?人はいないか?気をつけるようにしましょう。

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