虚と実 (Ⅴ)

 20,2009 23:42
 たとえ250万円出して買ったものでも、自腹を切ったものじゃあないから、たとえ壊れても失くしても使えなくなっても、自分の落とした小銭よりも惜しくは無い。
 もとより250万円の高額な金とは言ってもくじを売った時儲けた金で、ギャンブルに近いあぶく銭系の金だから、出すほうも貰うほうも貴重な金という認識は少ない。
 貰う時の手続きは面倒だが貰ってしまえば後は野となれ山となれだし、出したほうも余程変なことをしなければ、『後は適当におまかせします』と言うシステム。売り飛ばす何て手荒な事は別として、その後に申請書どおりに使われているか否かは重要ではないらしい。

 たとえば、神社の神輿を助成金を使って新調した。初めの年は賑やかにやったけど翌年からは担ぎ手が見つからないのでその後使ってないとか、あるいはどこそれの集会所に立派なカラオケを設備した。こけら落としにカラオケ大会をやったけれどもその後使ってないとかと言うケースもどこかにあるのだろう。

 とにかく重要なのは申請したときに大義名分が文章の中で必要な存在として証明されるか、もしくはナイスアイデアとして出来上がっていればそれでいいのだ。 
img_kaya1.jpg
この件も大義名分は
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1 事業計画の内容
網地島長渡地区の魅力は,やはり海の素晴らしさにあります。美しい海岸線,透明度の高い海そして豊富な海産物。これらを身近に感じさせる道具として,シーカヤックを採用し,その魅力を伝えていきたいと思います。
島を出られた方や島に興味のある方に島に来てもらい,シーカヤックを楽しみ,島の料理を味わいながら,今後,この長渡地区がどのようになっていくのか,どのようにしていったら良いかという意見交換の場を積極的に設けて行きたいと思います。
また,このような活動を通じて,長渡地区のコミュニティー活動を活発にしていきたいと思います。
今回の事業が長渡地区の魅力の再発見となり,島へのIJUターン者が増加することを願ってやみません。
2 スケジュール
海水浴シーズンが終了する8月末までに,島を出られた方や島に興味のある方の受入体制を準備し,9月~10月初旬の間に,シーカヤックを楽しみ,島の料理を味わいながら,今後,この長渡地区がどのようになっていくのか,どのようにしていったら良いかという意見交換の場を積極的に設けて行きたいと思います。
3 シーカヤック等の管理方法
長渡行政区が保管管理し,希望者には無料で貸し出し,長渡地区住民や島を出られた方・島に興味のある方に使ってもらおうと考えています。
また,長渡地区の活性化に資する事業に対しても,無料で貸し出し,積極的に活用します。

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と言うことだったが、艇庫があったのは長渡だっただけで、使われた場所は全てが反対側の集落の網地地区。2004年から稼動し始めたが、ちゃんとした受け入れ態勢や保守管理運営体制がないまま現在にいたっている。
 ただ購入したその年からの使用希望者も多く、暫定の管理人が予約や案内、ガイドやインストラクト、運搬撤収、保守管理をし、この5年間で、冒険学校、小中学校の授業、高校や大学の合宿やキャンプ、スポーツクラブやボーイスカウト、社会福祉協議会や教育委員会下の団体やグループ、NPO法人、アウトドアのクラブやショップ、大学のカヌー部の合宿、キッズ・ジュニアのアドベンチャーツアーなどなど900~1、000人がこのカヤックを使用するのをバックアップした。
 更に暫定管理人は何処からも人件費も経費も得られれず自腹、更に地元民からは『助成金で買った道具で自分の商売をしている』等と濡れ衣を着せられるオマケ付でもあった。
(まあ本人がそれでも良いと始めたのだから今更さかのぼってどうのこうのとは言わないが・・・)

そんななか年を増すごとに使用希望者が多くなり、全てを明確化しなければ成らない時期に達する。受け付け体制、ガイドやインストラクトの方法や料金の設定等など保守管理等全般を全て明確にしようとの目的で昨年の秋話し合いの場が設定された。
 私も一人で管理して行くのは心身ともに限界に達していたし、購入した備品の消耗や艇庫の補修など金銭的にも自費の持ち出し限界を越えだしていたので、話し合いの場に出ることにした。
 そして関係者7~8人が島の楽校に集まり話し合った結果「2009年からはOOO校が管理運営する」という事で決着した。私もやっと肩の荷を降ろし安心したのだが・・・

ところが翌年になっても受付管理や運営の概要も決まらず時間は無駄に過ぎカレンダーは6月。相変わらず私のほうには問い合わせが来る。バトンタッチした関係者に確認すると『マニュアルは未だ、出来上がるのは7月頃』との回答。
 夏の計画は皆年明け頃から始まっている。なのに7月と言うのはもう夏は終わりに近づいているし、それから夏の計画は立てられない。おかげで何組もの団体やグループはが今年の予定を網地島以外で行うように変更したり、内容を大きく変えざるを得ない状態に追い込まれた。
 更にそれから暫くして届いた概略の回答は『原則的には管理するOOO校以外には使わせない』という内容。
 地元でもっと多くの人がこれに関わり、後々に規模も拡大し不特定多数の多くの人に利用して貰える発展性のある将来像を望んでいたのでしたが、長々掛かって出された答えは全く逆のものでした。

一人でやってきたことを何故何人も頭数を揃えたのに出来ないのか?安全が確保できないからと言う理由だが、責任逃れの保身以外の何ものでも無い。しかし、この事によって網地島の夏を楽しみにしていた多くの子供達や計画していた多くの人達が今年以降はそれを諦めざるを得ない事になってしまうこの現実を如何するのか?
img_kaya3.jpg 
 数々の賞を貰ったこの団体が掲げている大義名分はご立派だが、実際やっているのはそれに反したこの程度の事。もし掲げる内容と方針に偽りが無いと言うのであれば直ぐにでも白旗ををあげるべきであると思うが如何なものか?
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Comment 3

2009.06.25
Thu
21:09

 #

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編集 | 返信 | 
2009.06.25
Thu
16:56

やろっこの父 #HfMzn2gY

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この件には少しずつメールが着出しています。タイムラグはありますが、世間の方々が審判してくれるのでしょ。傀儡的な団体ではなく、本当の意味での振興や活性化を目指す、自主的な団体として地域に根付く事を期待をしています。

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2009.06.24
Wed
14:01

ソラ #zQHIT1rU

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変な方向に向かってしまっているようですね
とても残念でなりません

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