天然ヒジキ危うし!?

 25,2010 07:54
UPしたままで殆ど更新をしていない『網地島研究所』のホームページ。でも時々ちょこっとだけ修正(誤字脱字とか)やら、手直しやらをしております。いや本当に!

で今はヒジキの雑学のページの資料整理をしております。輸入量と国内生産量の比較なのですが、ネットで検索すると皆まばらな数字と間違いもあるようなので、人に頼らず(当たり前の庫とですが)省庁のデーターベースを探し当てて纏めました。
 ただ輸入量は乾燥重量ですが国内生産量は乾燥前の生での数字なので、経験的なフィーリングで乾燥重量に置き換えております。(多分それ程違ってないと思います)
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 前から知っていたことでしたが、今でも韓国と中国からの養殖ヒジキが国内の90%位を占めていました。また今回知ったのですが北朝鮮からも入ってきていました。驚きです。
 年間の総輸入額は30~50億円、2005年の㌔単価は韓国662円・中国559円。国内の天然物の卸売り単価が3,000~5,000位ですから、かなりの開きが有ります。
 なのに両方とも㌔単価10.000~13,000くらいで売っている・・・・利益率を考えれば輸入物を使いたくなるのが人情ですが、そうすると益々ヒジキの本来の美味さを知らない人が増えてしまう事になります。
 
 ヒジキは海水温や気温、海況等の自然条件で収穫量が年によって異なってきます。そこで安定供給(生産)のため日本でも養殖への取り組みが早くから行われ、技術的には安定の域に達したようです。養殖はひじきの小さな枝をロープにはさんで大きくする増殖の方式で、ロープ1Mあたり20Kg位収穫できるそうですから、苦労して岩から刈り取るのは馬鹿らしくなりそう。
 でも収量を上げようとすれば、かなりの長さまで伸ばす事になりますから、長ヒジキや針ヒジキと呼ばれる天然物のヒジキとはかけ離れた姿になってしまうのでしょうし、更に美味いならいいですが、そうならないのが養殖の宿命。益々ヒジキの美味さを知らない人が増えそうです。

それこそ『味の箱舟』に指定して、天然の美味しいヒジキを守ってゆかなくてはならないのでは?・・・
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