記事二題

 16,2011 06:41
2011年08月10日水曜日河北新報
『宮城沿岸のエゾアワビ枯渇の恐れ 稚貝9割減、親貝も減』

 東日本大震災による大津波で、宮城県沿岸のエゾアワビの稚貝が90%以上減ったことが9日、独立行政法人水産総合研究センター(横浜市)などの調査で分かった。10月にかけて産卵期を迎える親貝の減少も著しく、同センターは「これまでと同じ漁獲量では、資源が枯渇する可能性が高い」と警鐘を鳴らしている。
 調査は6月7~29日に行い、2月9~17日時点と比較した。
 宮城県石巻市泊浜で1時間当たりに発見された稚貝は2.8個で、2月時点より90.2%減った。2月時点で10.3個が見つかった気仙沼市の岩井崎では、全く見つからなかった。
 親貝も泊浜で1平方メートル当たり1.3個と48%減少。岩井崎でも31%少ない1.8個だった。
 センター東北区水産研究所の桑田博資源生産部長は「アワビは種苗放流である程度、資源を維持できるが、種苗生産施設も津波で壊れて再開の見通しが立たない」と強調。「稚貝が少ないのだから親貝を大切にしないと、来年の稚貝もいなくなる」と懸念する。
 同センターは宮城県や東京大と共同で、2008年から泊浜と岩井崎のアワビなどの資源状況を定点調査していた。両地点以外でも今後、津波の影響を調べることを検討している。


2011.10.12 20:20 産経ニュース
『被災地でアワビ“密漁” 容疑で住吉会系暴力団組員の男ら3人を逮捕 宮城海保』

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の漁港で、密漁したとみられるアワビ約433キロ(4048個、時価約340万円)を違法に所持したとして、宮城海上保安部は11日、宮城県漁業調整規則違反の疑いで、石巻市あけぼの、職業不詳で指定暴力団住吉会系組員、鎌田俊昭容疑者(45)ら男3人を逮捕。12日に仙台地検に送検した。3容疑者とも「釣りをしていただけで、アワビなんて持っていない」などと容疑を否認している。

 逮捕されたのは、ほかに石巻市清水町、無職で同組員、木村功(44)と登米市迫町佐沼中江、同組関係者、田村茂利(52)の2容疑者。逮捕容疑は5日午前2時20分ごろ、宮城県石巻市小渕浜の小淵漁港で、3月から10月のアワビ禁漁期間中にもかかわらず、アワビを所持していたなどとされる。

 3容疑者が小型船で同港に入港し、洋上の浮球にアワビをつるしている様子を、警戒中だった海上保安部のボートが発見。職務質問をしようとしたところ、車で逃走したが、11日に石巻海上保安署に出頭してきたという。海上保安部は、3容疑者がアワビを密漁し、売却しようとしていた可能性もあるとみて、犯行の経緯などを詳しく調べる方針。
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