やんわりとした孤立Ⅱ

 03,2011 15:22
漁港は生活港でもある/離島航路は生命線

石巻市震災復興基本計画の説明会が公民館で実施された。殆どの内容は本土での復興計画なので問題なく淡々と進行したが、その後の『離島の今後について考える意見交換会』が始まったとたんに会場は一気に賑やかに(騒がしく)変化した。

やはり問題の核心は港の修復と離島航路の問題。港の修復が終わるのは2年半から3年後なのに、震災で被害を受けた船を対象とした新船が完成するのは数ヵ月後。長渡地区は根組の浜が使用できないので、前の浜に全ての船を置かなければならないが、係留する場所も陸揚げする場所も無い。場所が無ければ船は置けない。置けなければ出来上がった船を使えない。・・・・・。係留する場所や陸揚げした船を置くスペース、グレーンの整備等が必要となるが、予算とともに夫々の持ち分担が国や県、市とまたがっているし、工事の工程があるので単純には行かないtとか。

『震災前は鮎川へ行ってくるのに900円ですんだが、今は鮎川に渡ろうとすると往復で1万4千円かかる。これじゃあ役所へ用事にもいけないし、歯医者にも買い物にも行けない。7月に5便運行の話が出ていたのにもう12月になる。一体何時になったら復旧するのか』役所からは副市長、牡鹿総合支所長も含めた10人ほどが説明会に来たが、自分達が乗ってきたチャーター船の料金を殆どの人が把握していない。

鮎川航路が全く無く石巻経由でも滞在時間は3時間もないので、鮎川に行くにはチャーター代1万4千円払うか、1泊2日掛けて石巻周りするしかない。なのに牡鹿の役場は平気で毎度毎度鮎川での説明会や相談会やイベントの案内やら放送をする。

今回の説明会も行政から来た回覧板には網地島と田代でのスケジュールが入ってなかった。また何時もの事と思っていたら島で説明会をするという展開にはなったが、しかしその直前に天候を理由に延期になった。天候が悪くなり波も風も強くなるのは3日も4日も分かっていた筈なのに、予報なんか見ないで計画していたんでしょね。

そう言う自然状況が厳しいであるとか、離島航路が復旧していないという事がどんな事か把握していないで淡々と放送して案内板をまわして、行き当たりばったり大金はたいて船をチャーターして型どおりの事だけをする。住民とはかなりの温度差があります。

鮎川~網地島間の復旧には更なる桟橋の工事や南防波堤の修復が必要とするならば、復旧はこれまた3年後と成る。「みゅう」を停泊させる場所がないのなら、久丸や他のモーターボートで代行運航する方法だってある。

元より鮎川の航路は旧牡鹿町営の船の牡鹿丸が走っていた。ところが石巻市との合併で離島航路への補助金が重複するとの事で町営牡鹿丸を廃止し、その後を網地島ラインに任せる事にした経緯がある。あの時『牡鹿丸を廃止しても網地島の皆さんには決して迷惑を掛けない』と役所は約束した筈。

網地島ラインは第三セクターで石巻市もしっかりと株主になっている。あの大きなみゅうが航行するのが難しいのなら動かせる船を動かせばいいだけの話。もしそれが出来ないなら鮎川の職員が網地島に来る時は1泊2日の工程で石巻周りで来てください。一般の家庭ではチャーター船の料金は必要経費とは認めて貰えません。
関連記事

Comment 0

Latest Posts